ルール

定義とレギュレーション

10(イチマル)パイロン・ジュニア・レース

定義

パイロン・レース入門を志す愛好家のためにプライマリー・カテゴリー(初級クラス)として、構造簡易による経済性と機会均等性を強く打ち出し、操縦技術優先に重点を置いた種目とし、また小規模な競技会運営にも十分安全に開催できることを目的として、ここにイチマル・パイロン規定を制定するものである。

エンジン

総排気量は2.5ccを含み2.5cc以下(15クラス)とする。

エンジンは国内メーカーにより生産され、広く市販されているものでなければならない。また、いかなる改造も許されない。エンジン形式および仕様はプレーンメタル軸受方式、側方排気システムのもので、純正スロットル付きキャブレターを装着したものでなければならない。

マフラーは下記のものでなければならない。

公認マフラー:OS-871(ミュート付) 但し、マフラー・プレッシャーを使用しない場合はニップル穴を完全に塞ぐこと。

エンジンは競技中いかなる時も完全に操作され、有効なスロー回転、または停止ができるよう安全に装備されていなければならない。プラグは国産で、広く市販されている通常の型とする(グロービーは不可)。

レーサー(機体)の形式

胴体に関する寸法制限はない。
脚および車輪は2車輪以上の実機形式で自立出来る構造であり、静止状態時にプロペラが地上についてはならない。また、車輪の直径は30mm以上とする。

プロペラ: 内外の市販無改造のグラスまたはナイロン製とし、ダイヤは7インチ(175mm)以上とする。

主翼: 主翼面積は18d㎡以上で矩形翼(すべての翼弦が同寸法)とし、翼厚寸法はいかなる部分も20mm以上でなければならない。なお、胴体と交差する部分は主翼面積に含まれるが、フィレットと翼端の成型部分は含まれない。

機体重量: 燃料を含まない全備重量で800g以上1200g以下とする。

コントロール装置: サーボ・モーターは3個以上を使用し、そのうち1個はエンジン・コントロール専用としなければならない。

すべてのレーサーは完全に整備され、安全上十分な配慮がなされていない。
欠陥が発見され、危険とみなされるものは「危険飛行」により、レースより除外される。

インフライト・ニードルコントロールは禁止とする。

コース

3点パイロンレース(320m)

レース競技およびその他の事項

競技会の運営は、主催者により変更されることのある場合は大会規則、公式認知により明示される。

燃料制限: 使用燃料はニトロメタン15%とし競技会主催者があらかじめ競技開始に先立ち公示し、競技会場にて当該レースに必要な量を準備し支給する。

エンジン・スタート時間は60秒とする。

出場制限

制限なし。

**公認エンジン**
1.OS MAX 15FP
2.OS MAX 15LA
3.ENYA SS15
4.ENYA 15V
5.OS MAX 10FSR
6.OS MAX 10FP
7.ENYA 10TV
8.ENYA 09ⅢTV